ストラテジー、それはすなわち自分スタイル

投資の世界ではプロであれ、アマチュアであれ、勝つのは本当に難しい。

 

ゼロサムの世界なのに。

 

以前読んだ本に「本当に儲けるディーラーを見つけるのがマネジメントの仕事」という一文があった。これはつまりプロの世界でも儲けている人は少ないことを意味する。

 

恐らく数十人に一人という単位ではないだろうか。

 

そんな猛者が揃った世界にアマチュアが足を踏み入れたら・・・結果は明らかである。

 

腹を空かせたライオンやらヒョウやらニシキヘビやらワニやらがうごめくアフリカの大草原に野ウサギが紛れ込むようなものだ。

 

結果は丸呑み。

 

♪噛まずに食べた、の世界である。

 

ま、これはひとつの例えだが、やはり踏む入れる前の準備が結果を左右する。

 

これは情報であったり、相場観であったりするわけだが、最後はストラテジーだと思う。

 

ストラテジーというとなんだか高尚に聞こえるが、要は自分のスタイルが確立されているかということが大事であり、これが勝敗を、そして時に生死を分ける。

 

投資で儲かった学生やら主婦やらニートやらを見ていると自分のスタイルが確立されている。あとはそれを実行するだけという涼しい顔で大きな金額を動かしている。

 

自分のスタイルを確立するためには、座学であったり、ある程度身銭を切って実践してみることや多少痛い目に会うことで培われる気がする。

 

痛い目にあって、「痛い、痛い」と言うだけでなく、そこから何かを学び、盗む。

 

そうすることで徐々に自分のスタイルが確立されるはずである。