投資での勝率

投資での勝率は本来五分五分であるはずがそうなっていない。

 

これについては諸説あるが、一番説明がつきやすいのが

 

利食いは早く、損切は遅い

 

というものだと思う。

 

勝つときは2,3だが、負けるときは10ではいつまでやっても勝てない。

 

少なくとも5勝1敗で収支はトントンだ。

 

投資での勝率を考えると、どんな優秀なディーラー、投資家でも6勝4敗程度ではないかと思う。それとて恐らくほんの一握りの人たちで、巷ではたぶん神と称されるレベルに属するのではないかと思う。

 

そして5勝5敗で天才レベル、4勝6敗で優秀レベルだと思う。

 

ではこのような人たちは勝率がイーブン、負け越しでもなぜ資産を増やせるのかというと損切がうまい、最小限に留めているからと言える。

 

これによって、大きく勝って、小さく負けるスタイルを手に入れ、収支を常にプラスとすることが出来るわけだ。

 

これだけ聞けば、なるほど・・・たしかに・・・と理解は出来るのだが、頭で理解できることと実行に移せるかはまったくの別物だ。

 

ただ、少なくとも損切がうまくなることが投資で勝つ上では重要なことは理解出来たはずだ。

 

では損切がうまくなるとは・・・

 

そもそも損切とは一種の自己否定である。

 

つまり自分は間違っていましたと認める行為と言える。

 

人間は自分が一番かわいいし、擁護もしたいし、プライドもある。

それらが損切の邪魔をする。これらとどう向き合って、そして付き合っていくか。

 

投資は儲けることを考えるより、損をすること(損切)を考えることに時間を割いた方が良いように思う。